製品の欠陥や不足をチェックする「検品」作業。未経験から応募できる求人も多いですが、本当に誰でもカンタンにできる仕事なのでしょうか。
今回は、検品の仕事内容について、メリットや大変な点を含めて解説していきます。これから検品の仕事をしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
検品作業とは?
検品とは、工場などで作られた製品に欠陥がないかをチェックする仕事のことです。単純な作業ではありますが、製品の破損や初期不良を防ぎ、不具合のある製品を流通させない点において、非常に重要な作業となります。
検品は製造業だけでなく物流業でも行われており、作業内容が異なります。
◆製造業の場合
工場から出荷する製品に問題がないか、主に品質面のチェックを行います。機械や家電製品、食料品、衣料品など、対象はさまざまです。
以下、代表的な作業内容を紹介します。
・不良品の仕分け
見た目に不具合がないか、キズ・汚れなどがないかをチェック。発見した場合は取り除きます。目視や触手など、手作業で行う場合が多いです。
・混入検品
異物の混入がないかをチェック。発見した場合は取り除きます。手作業で対応できない場合は、専用の機械を使うこともあります。
・作動検品
製品が指示通りに正しく動くかをチェックします。
◆物流業の場合
倉庫や物流センターなどで、伝票に書かれた数量と中身が一致しているかを確認します。製品の入荷時に行う「入荷検品」と、出荷時に行う「出荷検品」があります。
検品の仕事のメリット
ここで検品の仕事のメリットをご紹介しましょう。
◆資格不要で未経験から始められる
検品作業には製品ごとに必ずマニュアルがあります。項目に沿ってチェックしていけばいいので、特別な経験や知識は必要ありません。未経験でも挑戦しやすいのは魅力といえます。
◆単純作業で覚えることが少ない
検品作業はマニュアルに沿って、同じ作業を繰り返し行います。覚えることが少ない分、仕事にも早く慣れるでしょう。変化を求めず集中して仕事に取り組みたい人にオススメです。
◆一人で黙々と仕事ができる
検品は一人で黙々と作業をこなしていきます。コミュニケーションをとることはほとんどなく、人づきあいが苦手な人にとっては何よりのメリットといえるでしょう。
◆基本的に力仕事がない
検品は手元でできる作業がほとんどで、比較的ラクに行えます。ときには大きくて重い製品もありますが、重労働を課せられることはほとんどありません。女性や高齢者でも活躍できる仕事です。
検品の仕事の大変な点
検品の仕事には、単純作業であるが故の大変さもあります。以下で見ていきましょう。
◆常に集中力が必要なため、精神的に疲れる
同じ作業を繰り返し行うことが向いている方でも、長時間続けていると疲れが出てくるものです。慣れないうちはとくに、モチベーションを維持しながら仕事をするのが大変だと感じるかもしれません。
◆スピードを求められる
検品は一人作業ですが、チームや部署全体で検品する数が決まっているため、ゆっくりやるわけにはいきません。正確性だけでなく、ある程度のスピードも求められます。最初のうちは時間に追われる大変さを感じることもあるでしょう。
◆目が疲れる
目視によるチェックでは製品を厳しく見ることになるため、集中しすぎて眼精疲労になることも。休憩時間はしっかり目を休めてくださいね。スマホの見過ぎには要注意です。
検品の仕事に向いている人
検品作業のメリットと大変な点を踏まえて、仕事に向いている人の特徴を3点挙げてみます。
・集中力がある
・根気がある
・一人での作業が苦にならない
検品は長時間、ひたすら作業を行います。不良品や異物混入などの見落としがあってはならないため、集中力を持って丁寧に根気よく仕事に取り組める人は向いています。いったんコツを掴めば、効率よく仕事を続けていけるでしょう。
体力を要する仕事ではないので、女性や年配の方にも向いています。
検品の仕事探しはアシストジャパンで
検品の仕事は地味な作業の繰り返しで、大変な点もあります。それでも、自分が責任を持って検品した製品がどこかで役に立っていることを想像すれば、楽しさややりがいも感じられるはずです。
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