派遣や契約社員、またはパートやアルバイトもですが、基本的に無期雇用に転換しない限り有期雇用で更新がついて回るのが一般的です。
「働きやすいから」「やりがいがあって楽しい」などポジティブな理由があれば迷うことなく更新をすると思いますが、一方で更新をためらったり、迷ったりするケースもあります。
今回は、契約更新を迷った場合の判断ポイントを考えてみましょう。
契約を更新するか迷う…その理由とは?
派遣や契約社員として働きながら、契約更新を迷う方は少なくありません。最大の理由は、雇用形態の不安定さや将来への漠然とした不安など、様々な要因が考えられます。
ここでは、契約更新を迷う主な理由を3つ挙げ、それぞれ解説します。
雇用期間の不安定さ
派遣や契約社員は、契約期間が定められています。
契約更新の保証がないため、「次の契約は切れてしまうのではないか」という不安が常に付きまといます。特に、結婚や出産、住宅購入など、将来設計を立てたい場合、雇用期間の不安定さは大きな悩みとなります。
また、一見安定しているように見える職場も、いつ部署の改編や統合などがあるかはわかりません。派遣や契約社員にはそうした重要情報がまわってくることは少なく、ある日突然知ることになるリスクもあるのです。
キャリアアップへの不安
正社員と比較して、派遣や契約社員はキャリアアップの機会が限られていると感じる場合があります。昇進や給与アップ、スキルアップのための研修など、キャリア形成に関する制度が整っていない職場も多く、将来的なキャリアパスを描けないことに不安を感じる方もいます。
福利厚生や待遇の差
正社員と比較して、派遣や契約社員は福利厚生や待遇面で劣っているケースが多いです。社会保険や退職金、有給休暇などの制度が整っていなかったり、正社員に比べて休日が少なかったりと、生活面での不安を感じることがあります。
また、正社員と比べて評価や待遇に差があると感じ、モチベーションが低下してしまうこともあります。
契約更新を迷ったらこう判断しよう!判断ポイントとは
では、契約を更新しようか迷った時はどうしたらいいのでしょうか。
判断基準について考えてみましょう。
キャリアパスと会社の将来性
まずは現在の仕事で得られる経験やスキルが、将来のキャリアプランに繋がっているか考えてみましょう。また、現在就業している職場の業績や今後の展望は安定しているか、成長が見込めるかなどを確認しましょう。会社の将来性は、自分の雇用にも大きく影響します。
派遣や契約社員では難しい面がありますが、昇進や異動、資格取得の支援など、キャリアアップの機会が得られるか、キャリアアップを支援する体制が整っているかを確認しましょう。
労働条件と福利厚生
給与や待遇: 給与や賞与、残業代などの待遇が、自分の生活水準を満たしているか、他の仕事や職場と比較して妥当な水準かを確認しましょう。
また、社会保険、退職金、有給休暇などの福利厚生が充実しているか、働きやすい環境が整っているかも大切な判断ポイントです。何より、仕事とプライベートのバランスが取れているか、残業時間や休日数が適切かを確認しましょう。
将来の目標とリスク
将来的にどのような働き方をしたいのか、どのようなキャリアを築きたいのかを明確にし、現在の仕事がその目標に合致しているかを考えてみてください。また、契約更新をしない場合のリスク(収入が途絶える、新しい仕事が見つからないなど)と、契約更新した場合のリスク(キャリアアップの機会が限られる、労働条件が変わらないなど)を比較検討し、正社員への転換、別の会社への転職、起業など、他の選択肢があるか検討してみることも大切です。
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