工場で働きたいと思って求人を探すと、雇用形態が「契約社員」か「派遣社員」になっていることが多いです。決まった期間で仕事をする点は一緒ですが、違いはどこにあるのでしょうか？

今回は工場勤務に興味がある方向けに、契約社員と派遣社員、2つの働き方の違いやメリット・デメリットについて解説します！

最大の違いは「雇用主」

派遣社員として働く場合、労働者は「派遣会社」と雇用契約を結びます。派遣会社は工場を運営する派遣先企業と派遣契約を結び、労働者は派遣先企業の工場で働きます。工場を例に説明しましたが、事務の仕事でも仕組みは同じです。

契約社員の場合、「工場（を運営する企業）」と直接雇用契約を結びます。間に派遣会社が入るか入らないかが、派遣社員と契約社員の大きな違いです。

派遣会社が間に入ると、どうなるのでしょうか？

派遣会社と工場を運営する派遣先企業は、派遣契約で派遣社員が行う業務の内容を定めます。派遣先は派遣社員に、契約にない仕事をさせてはいけないことになっています。

よって、派遣社員は契約に基づいた仕事のみをすればよく、それ以外の仕事をする必要はありません。トラブルになっても派遣会社が間に入ってくれるので、安心して働けます。

会社が間に入らない契約社員の場合、契約にない仕事を任されることもあります。いろいろな業務にチャレンジしたい方にとっては、契約社員を選ぶメリットになるでしょう。

どちらを魅力と感じるかは人それぞれです。自分のキャリアプランに合わせて考えてみてください。

柔軟性を重視するか、大手でガッツリ稼ぐか

派遣社員は登録時や派遣期間終了時に、派遣会社が条件に合う仕事を紹介してくれます。

仕事のない期間が発生しにくく、紹介にあたっては日勤か夜勤かといった働き方なども考慮してもらえます。自分で仕事を探す手間が省けるのは、派遣社員のメリットです。

また、職場（派遣先）が変わっても、同じ派遣会社の福利厚生を利用できるのは、安心材料といえます。

柔軟な働き方をしたい人は、派遣社員を選ぶといいでしょう。

対する契約社員。工場勤務の契約社員は一般に「期間工」と呼ばれます。期間工の求人をよく出しているのは大手メーカーです。寮費無料や入社祝い金など独自の福利厚生を設ける求人も多く、短期間でガッツリ稼ぐにはオススメです。

ただし、契約期間が終了したら、自分で仕事を探さないといけません。

工場勤務ビギナーには派遣社員がオススメ！

自分で仕事を探せる人や、新しい仕事を任せられても大丈夫な人は、契約社員を選ぶといいでしょう。一方、工場勤務がはじめての人や、安心して働きたい人は、サポートが手厚い派遣社員をオススメします。

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