オンラインショップや総合通販サイトの発達で、近ごろは欲しいモノが何でも通販で手に入るようになりました。便利さを支える一翼となっているのが物流業界です。

通販だけでなく、いまや当たり前となった、工場で作られたモノがお店で買えるという環境も、物流業界なしには成立しません。

今回は市場規模の拡大が続く物流業界について、仕事内容や働く魅力、向いている人物像など、徹底的に解説していきます！

「物流＝運送」だけではない！物流業界の仕事

物流業界の仕事でまず思い浮かぶのは、荷物を運ぶトラックドライバーでしょう。しかし、トラックで荷物を運ぶ「運送」の仕事は、物流業界の仕事のごく一部でしかありません。

運ぶための準備となる「梱包」「検品」や、倉庫内で荷物を動かしたり積み込み作業を行う「荷役（にやく）」、倉庫や物流センターなどで商品を管理する「保管」の仕事も、物流業界に不可欠です。

「流通加工」という、名前だけ聞くと製造業のような仕事もあります。ラベルや値札を貼ったり、特定の商品をセットにして梱包したりと、商品の付加価値を上げる工程の仕事です。

そして、以上が滞りなく進むようにする「情報管理」の仕事があり、すべてが合わさって、普段私たちが使っている商品は手元に届くというわけです。

社会生活の根幹を支える、物流業界の魅力

物流業界で働く最大のメリットは、業界自体が生活に必要不可欠な点です。

もし日々の生活で使っているモノや食べ物を、工場や畑まで直接買いに行けと言われたらどうでしょう？まともに生活できなくなってしまいますよね。さらに言えば工場や畑も、原材料や肥料などを外から運んでもらわなければ機能しません。

社会が成り立つ上で、物流業界の必要性がおわかりいただけると思います。昨今では通販需要の高まりによって、物流業界はさらなる成長を続けています。

ほかにも、シフト勤務など柔軟な働き方に対応しており、給与や手当などの待遇がいい点も物流業界の魅力です。

資格が必要な一部の仕事を除けば、未経験者歓迎の求人も多くあります。今から物流に興味を持ったという方でも、給料ダウンすることなく転職できるチャンスがあります。

じっくり集中して働きたい人向け

物流業界は、コツコツ・モクモクと働きたい人向けの仕事が多いです。自分が担当する作業をいかに効率的にこなすかを考えることが大切になってきます。目の前の仕事に集中できて、数をこなすのが得意な人は、物流業界に向いています。

責任感があって、マニュアルや安全規則をしっかり守れることも大切です。いい加減な仕事をすると、後の工程に影響が出てしまったり、ケガにつながったりするかもしれません。決められたルールを細かいところまできちんと守れる人も、物流業界向きと言えるでしょう。

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