コンピューター上で設計・製図を行う「CAD」は、ものづくりの現場に欠かせない存在です。このCADを使って設計図を作成する「CADオペレーター」も、製造業を中心に幅広い業種で需要が高まっています。
今回はCADオペレーターの仕事内容と、仕事の魅力・大変な点をご紹介します。ご興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもCADとは?
CAD(Computer Aided Design、コンピューター支援設計)とは、コンピューター上で建物や製品の設計・製図を行うツールのことです。CADの普及によって、以前は手で書いていた設計や作図の作業を速やかに行えるようになりました。データの保存や共有、修正も行えるCADは、設計の仕事に必要不可欠なツールです。
CADは「2D CAD」と「3D CAD」に大別できます。平面上に図形を描く2D CADに対して、3D CADは空間内に立体を描くことが可能なため、完成形のイメージが容易になります。
CADオペレーターの仕事内容
CADオペレーターのメイン業務は、CADを操作して設計図を作成することです。一から作る場合もあれば、設計士やデザイナーによる手書きの製図をもとに作業(トレース)する場合もあります。ほかにもデータの管理や、必要に応じて修正作業も行います。
CADオペレーター自身が設計やデザインを行うわけではありません。CADの操作ができれば、資格がなくても未経験でも働けます。CADに関する資格もいくつかありますので、転職を機にCADオペレーターを目指すなら、スキルアップのために取得するのもいいでしょう。
CADオペレーターとして働く魅力
CADオペレーターが活躍できる業種は幅広く、メーカーや工場などでも技術を必要としています。働く魅力はどんなところにあるのでしょうか?
◆年齢や性別不問で働ける
CADオペレーターの仕事はデスクワークがメインで、体力を使うことはありませんので、年齢や性別に関わらず働き続けることが可能です。派遣や在宅勤務などライフスタイルに合った働き方を選べる可能性も高いため、ライフステージに変化が起きやすい女性でも長く続けやすい仕事といえます。
◆モノづくりに関われる
CADオペレーターとして作成した設計図から、最終的には製品が生まれます。完成品を見たり手にすることで楽しさややりがいを感じられるのは、この仕事の大きな魅力です。
◆実務経験を積んでスキルアップできる
CADオペレーターは経験を重ねることでスキルを磨ける仕事です。自分の努力がキャリアアップにつながれば、給与や時給も上がっていくでしょう。
CADオペレーターの大変な点
CADオペレーターを目指すなら、いい点だけでなく大変な点も知っておきましょう。
◆デスクワークによる疲労
CADオペレーターは1日中パソコン操作をするため、目や肩・腰の疲労に悩まされている人が多いようです。基本的に一人で行う作業がほとんどなので、気分的にも疲れが溜まりやすい点はつらいかもしれません。
◆納期がある
CADオペレーターの仕事に納期はつきもの。スピードを求められる場合も多いです。自分の仕事が遅れてしまえば、社内だけではなくクライアントにも迷惑がかかってしまいます。どんなに忙しくても期限内に仕事を終わらせないといけないため、プレッシャーに悩まされるかもしれません。
◆覚えることが多い
CADオペレーターは、設計士やデザイナーの指示を理解した上で作業をします。CADのスキルだけでなく、仕事で関わる業界・分野の専門知識もないと、仕事を進められません。CADオペレーターとしてキャリアアップするためには、地道な努力が必要です。
CADオペレーターの仕事探しはアシストジャパンで!
CADオペレーターの仕事には大変な点もありますが、製品が完成した際の達成感はひとしおです。就職・転職を機にCADオペレーターを目指すなら、未経験でも応募可能な派遣勤務から始めてみてはいかがでしょうか。
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