「もう工場の仕事を辞めたい」と思ったときにどうすればいいかを、2回に分けて解説しています。前編では「まずやるべきこと」として、辞めたい理由を整理すること、自分が工場勤務に向いているかどうかを考えてみることの2点を取り上げました。
後編では、よくある「工場派遣を辞めたい理由」ごとに「対処法」を紹介していきます。
「仕事が単調」で辞めたいとき
工場・製造業派遣は、ライン作業など単調な仕事を行うことが多いもの。仕事に達成感を求める人は工場派遣の仕事に物足りなさを感じ、結果「辞めたい」という考えにつながるようです。
ただし、仕事が単調だからといって、一概に「やりがいがない」とはいえません。工場で製造・加工しているものは、身近な製品や、その部品などがほとんどです。社会に役立つ製品作りに関わっていることを意識するだけでも、普段の仕事が違うものに感じられてくるのではないでしょうか。
単純作業はつまらないかもしれませんが、覚えれば仕事がスムーズになるというメリットもあります。自分なりに工夫して、日々の作業をよりスムーズに行えるようになると、辞めたい気持ちも軽減していくでしょう。
「職場環境の悪さ」で辞めたいとき
工場内の温度は、扱う製品に合わせて設定されています。たとえば、食品関連の工場では品質低下を防ぐために、基本的に室温は低めの設定です。ただ、オーブンの近くや揚げ物の製造工程では、空調を効かせても熱で暑くなります。オフィスワークのように、どこでも快適というわけにはいきません。
ほかにも機械音の大きさや、ニオイのきつさが気になることもあります。最初は大丈夫かなと思って働き始めても、毎日作業をしているうちにつらくて辞めたくなる場合もあるでしょう。環境が自分に合わないと、ストレスや体調不良の原因になるかもしれません。
暑さ・寒さに関しては着用するインナー、保冷剤またはカイロを使うなど、個人で対策を行ってみましょう。それでも耐えられない場合や、そもそも個人ではどうしても解決できそうにない環境の問題については、派遣会社に相談し、別の職場での勤務を検討してみるのもひとつの方法です。
「夜勤のつらさ」で辞めたいとき
24時間稼働している工場の夜勤によって生活が不規則になり、身体がついていかなくなる人もいるようです。
夜勤(深夜勤務)は、昼間の勤務に比べて時給が25%増になる魅力があります。しっかり稼ぎたいと考えているなら、身体が夜勤に順応できるよう、生活リズムや睡眠の改善を心掛けてみましょう。
とはいえ、夜勤が合わない場合、無理に続けると体調を崩してしまうかもしれません。体調が優れない期間が続くようなら、日勤のみの職場を探してもらうようにしましょう。
「対人関係の問題」で悩んでいるとき
工場の仕事は、あまりコミュニケーションを必要としません。ひとりで黙々と作業をしたいタイプの人なら、むしろ快適と感じるかもしれません。
ただ、ときには適度なコミュニケーションが必要な場合もあるでしょう。作業を続けることにストレスを感じ、何かしら問題を抱えているとき、作業場に相談できる人がいないとつらいものです。ひとりで悩んでいるうちに、辞めたい気持ちが増してくるかもしれません。
工場派遣で働く場合、職場環境の問題と同じく、何か気になることがあれば、まずは派遣会社へ相談してみましょう。会社との間に入って調整してもらうことで、改善するケースは少なくありません。
工場に限らず、人間関係の問題はどの職場にもあります。労働者と就業先企業の間に派遣会社が入ってトラブル解決に動いてくれるのは、派遣で働くメリットのひとつです。決して1人で悩まずに、上手に派遣会社を利用してください。
前向きに工場勤務を続けるために
現在の派遣先を「辞めたい」と思ったとき、別の工場(職場)に変わることで問題が解決するケースもあれば、工場以外の道を模索すべきケースもあります。いずれの場合でも、親身に相談に乗ってくれるコーディネーターが派遣会社にいるかどうかが重要です。
千葉県・茨城県・埼玉県の求人と仕事事情に精通したアシストジャパンでは、担当コーディネーターがお仕事のご紹介から就業後のサポートまで、しっかりと行っています。
アシストジャパンのサポートは「入社したら終わり」ではありません。工場派遣が初めての方も、頼りになるコーディネーターがいるアシストジャパンでお仕事を始めてみませんか。ご登録お待ちしております。