工場や製造業の仕事に対して「立ちっぱなしで辛そう」というイメージを持つ人は少なくないでしょう。確かに「1日中立ち仕事」と聞いたら、「体力は持つかな」「足腰が不安だな」と感じても不思議ではありませんね。しかし実際は立ち仕事ばかりでなく、座ってできる仕事もたくさんあるのをご存知でしょうか。
今回は、工場・製造業の座り仕事についてまとめました。メリット・デメリットも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
座り仕事が多い作業の特徴と具体例
職場や扱う製品によるものの、集中力が必要な作業は基本的に座って行われます。立って行うよりも効率がよく、作業の精度も上がるからです。以下で具体的に見ていきましょう。
◆検査作業
工場では業種を問わず、部品の状態から組み立て、発送に至るまでに幾通りもの検査が行われます。扱う製品や状態によっては目視だけではなく、顕微鏡やマイクロスコープを用いて検査を行うこともあります。
◆組み立て作業
部品をマニュアルに沿って組み立てて、製品として仕上げます。自動車の部品など大きいものを扱う場合はほぼ立ち仕事ですが、精密機器など細かく軽いものを扱う場合は座って作業を行うことがほとんどです。
◆梱包などの軽作業
比較的小さな製品の箱詰め、発送のための梱包やラベル貼りなどの作業は、座り仕事が中心です。
◆製造事務
工場は現場で作業をする人だけでなく、事務仕事をする人も働いています。基本的に座り仕事です。データ入力や発注書作成、電話応対などをメインに行います。
座り仕事のメリット
体力に自信がなく、立ち仕事に不安を感じる人は、座ってできる仕事のほうが長く続けていきやすいでしょう。たとえば次のようなメリットがあります。
◆足腰への負担が少ない
座りながらの作業は立ちっぱなしの作業よりも身体への負担が少ないです。扱う製品も小さくて軽い場合がほとんどなので、材料やできあがった製品を運ぶ際に体力の消耗も抑えられるでしょう。
◆快適な室内で働ける
検査や組み立て、梱包などの座り仕事は、室内で行われることがほとんどです。空調が完備された環境で仕事ができるため、季節を問わず安心して働けるでしょう。体力面に不安を抱える人も安心ですね。
◆1人で黙々と作業ができる
工場の仕事に求められるのは、黙々と作業をこなすこと。検査などは周りも集中して作業をしているので、できる限り1人で静かに仕事を進めたい人にとってはメリットと感じるでしょう。
座り仕事のデメリット
座り仕事はラクだと思われがちですが、良い点ばかりではありません。工場や製造業の仕事への転職を考えている人は、以下に挙げるデメリットも頭に入れておきましょう。
◆慢性的な肩こりや眼精疲労
長時間座ったまま同じ姿勢で作業を続けていると、筋肉が凝り固まり、肩こりになってしまうかもしれません。顕微鏡などを使った検査などの細かい作業では、集中して目を使うことで眼精疲労を引き起こすこともあります。
◆運動不足が心配
座り仕事は立ち仕事に比べて身体を動かす機会が少ないため、どうしても運動不足になりがちです。休憩時間には軽いストレッチを習慣づけるといいでしょう。休日も家事やお出かけなどで、積極的に身体を動かすよう意識してください。
◆眠気を感じることがある
身体を動かす機会が少ない座り仕事は、立ち仕事に比べると作業中に眠たくなりがち。自分なりの眠気覚まし法を考えておきましょう。
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