半導体・精密機器から食品、医薬品まで、さまざまな工場で導入されている「クリーンルーム」。清潔で快適な職場環境というイメージから、クリーンルームのある工場で働きたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
今回はクリーンルームで働くメリットと注意点をご紹介します。クリーンルームでの仕事に向いている人の特徴もまとめましたので、興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。
クリーンルームで働くメリット
クリーンルームで働いた場合、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
・温度や湿度が一定
クリーンルーム内は常に温度・湿度が一定に保たれているため、季節を問わず快適に仕事ができます。職場環境の暑さや寒さが気になる人は、とくに働きやすいと感じるでしょう。
・空気がキレイ
クリーンルームは空気清浄度が高い空間です。微粒子や微生物、粉塵が入り込まない仕組みになっているので、花粉やハウスダストなどのアレルギー症状がある人も安心して仕事ができます。
・清潔な環境で働ける
入室する人はもちろん、使用するものもすべてが清潔に保たれています。作業中は手袋をしているため、素手で触れるものもありません。クリーンルームはキレイ好きな人にとって理想的な職場と言えるでしょう。
・未経験からできる作業が多い
クリーンルームは特殊な環境のため、働く際に資格が必要なのかなと心配する方もいるかもしれません。でも安心してください。製造作業や検査など、経験を問わず働ける仕事がたくさんあります。
クリーンルームで働く際の注意点
クリーンルームでは環境の維持を徹底するため、働く側にもルールが定められています。快適な点ばかりではないことを知っておきましょう。
・ルールの厳守
クリーンルームでは働く側も「異物を持ち込まない」「異物を発生させない」「異物を堆積させない」「異物を除去する」という4原則を守らないといけません。ルールに厳しい点はあらかじめ意識しておきましょう。
・入室時に時間がかかる
入室の際には無塵服(クリーンスーツ)を着用し、エアシャワーを浴びる必要があります。作業靴の底面の汚れを洗浄されたマットで落としたり、粘着シートでホコリや髪の毛を取り除いたりすることも必須です。トイレや休憩の際に一度退室したら、また同じことをして入室することになるため、仕事に取り掛かるまでに時間がかかります。
・クリーンスーツが動きにくい
ゴミや細菌の持ち込みを防ぐために着用するクリーンスーツ。長袖・長ズボンの状態で全身が覆われている上、キャップとマスク、手袋も着用します。慣れるまでは動きにくく、人によっては息苦しさやストレスを感じることもあるかもしれません。
クリーンルームでの仕事に向いている人とは?
クリーンルームの4原則など守るべきルールは多いものの、クリーンスーツに抵抗さえなければ、働きやすいと感じる点のほうが多いはずです。一般の工場で働く場合は温度や環境が気になることもあると思いますが、クリーンルームならキレイ好きな人はもちろん、アレルギーに不安を抱える人も安心して働けます。
製造作業や検査といった仕事が多いので、一人で黙々と作業するのが好きな人、単純作業が好きな人にもピッタリです。職場によって異なるものの、一般的にクリーンルーム内で大きなものを扱うことは少なく、手元で行える作業がほとんどです。体力があまり必要ない仕事をしたい人にも向いています。
一年中快適なクリーンルームで働こう!
工場・製造業のクリーンルームで働く際には、さまざまなルールや規則を守らなければいけません。その一方、快適な環境で働けるなど、クリーンルームには魅力も多く、一度は経験してみたいと思っている方も少なくないでしょう。
アシストジャパンでは、クリーンルームでの仕事を含む工場・製造業派遣のお仕事紹介を随時行っています。千葉県・茨城県・埼玉県で工場の仕事を探すなら、まずはお気軽にアシストジャパンまでご相談ください。