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工場で履く安全靴ってどんな靴?私たちを守るためのスゴイ靴

2024/12/26 (木)
アシストジャパン 倉庫 倉庫作業 地元 工場 日払い 派遣 物流

工場や製造現場で働いている方にとって、安全靴は身近な存在です。業種や仕事内容にもよりますが、基本的に工場や製造現場では自前の靴を履くことは少なく、決められた服装(作業服)と靴が支給されるのが一般的ではないでしょうか。
今回は、そんな工場や製造現場などで欠かせない安全靴について理解を深めましょう。

安全靴の主な作業基準とその特徴

安全靴の主な作業基準は、JIS(日本産業規格)やJSAA(公益社団法人日本保安用品協会)によって定められています。これらの基準は、作業環境や危険性に応じて、安全靴に求められる性能を明確にするものです。
ここでは、代表的な3つの作業基準とその特徴を解説します。

・耐圧迫性

特徴…安全靴の先芯部分に一定の圧力を加え、つま先を保護する性能を示します。
先芯には、スチール製や樹脂製などがあり、それぞれ強度や軽量性などの特徴が異なります。耐圧迫性能は、落下物などによる足への衝撃からつま先を保護する上で非常に重要です。作業内容によって必要な耐圧迫性能は異なり、JIS規格では作業区分ごとにレベルが定められています。

・耐滑性

特徴…滑りやすい床面での作業において、滑って転倒するリスクを軽減する性能を示します。
靴底の素材や溝の形状によって、耐滑性能は大きく異なります。工場の油や水、建設現場の泥など、さまざまな作業環境に対応するため、耐滑性能は非常に重要です。JIS規格では、F1、F2などの記号で耐滑性能のレベルが示されます。

・耐衝撃性

特徴…落下物などによる衝撃から足全体を保護する性能を示します。
解説: 靴底や中底の素材、構造によって、耐衝撃性能は異なります。重い物体を落としたり、高い所から飛び降りたりする可能性がある作業では、高い耐衝撃性能が求められます。JIS規格では、作業区分ごとに耐衝撃性能が定められています。

安全靴が活躍した事例3選

安全靴は、現場において足を守るための重要なアイテムです。落下物や鋭利な物体から足を守り、転倒事故を防ぐなど、様々な場面で労働者の安全を守っています。実際にどのように役立つのか疑問がある方もいるのではないでしょうか。
ここでは、安全靴が活躍した事例を3つ紹介します。

・事例1:落下物から足を守る

建設現場で、作業員が2階から鉄筋を落としてしまいました。その直下で作業をしていた作業員は、安全靴を履いていたため、落下してきた鉄筋が足に直撃するのを防ぎ、軽傷で済みました。
もし安全靴を履いていなかったら、足指を骨折したり、最悪の場合、命を落としたりする可能性もありました。

・事例2:滑りやすい床での転倒を防ぐ

工場内で、油がこぼれて床が滑りやすくなっていました。作業員がその場所を通過した際、滑って転倒しそうになりましたが、安全靴の滑り止め機能のおかげで、転倒せずに済みました。もし滑って転倒していたら、骨折や捻挫・頭部打撃などの怪我を負う可能性がありました。

・事例3:熱源からのやけどを防ぐ

溶接作業をしている作業員が、不意に溶接火花が飛び散り、安全靴にかかってしまいました。しかし、安全靴の耐熱性のおかげで、靴が溶けることなく、作業員の足に火傷が及ぶのを防ぎました。もし耐熱性の低い靴を履いていた場合、足に深刻なやけどを負う可能性がありました。

アシストジャパンでは皆さんの安全をしっかり守る就業先を紹介しています!

安全靴の効能や役立った事例を見て「自分が働いている現場とは関係ない」「うちは倉庫内作業で自前の靴だから」と思った方もいるでしょう。
しかし、自前の靴で倉庫内作業などに従事していても、動きやすい安全な靴であることは大前提です。ひょっとしたら、職場で支給されている靴が安全靴かもしれません。
それくらい身近にあるものでもあります。
アシストジャパンは、皆さんの安全を守れる就業先を紹介していますので、これからも安心して働いてくださいね。

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