
「北関東の夏って、こんなに暑かったっけ?」そんなふうに感じたことはありませんか?毎年のようにニュースで「最高気温○℃」と報じられる中に、群馬や埼玉、栃木の地名が並ぶのは、もう珍しいことではありません。
とはいえ、どうして北関東の夏はこれほどまでに暑く、体にこたえるのでしょうか。そして、そんな過酷な環境で私たちができる体調管理とは?
この記事では、「なぜ北関東の夏は暑いのか」と「今日からできる熱中症対策」について、わかりやすくご紹介します。
なぜ北関東の夏はこんなに暑いのか?
北関東の猛暑には、いくつかの明確な理由があります。以下にその主な要因をまとめます。
・内陸型の気候で気温が上がりやすい
海からの距離があり、海風の影響を受けにくいため、日中の気温がぐんぐん上昇。盆地のような地形も気温の上昇に拍車をかけます。
・フェーン現象による熱風の影響
山を越えて吹き下ろす乾いた熱風によって、特に群馬県などでは一気に気温が上がる現象が頻繁に発生します。
・最高気温ランキングの常連地が多い
館林市(群馬)、熊谷市(埼玉)など、毎年のように日本最高気温を記録する地域が点在しています。2018年には熊谷で41.1℃を記録。
・熱帯夜が続きやすく、体に負担が残りやすい
内陸部では昼間の熱がこもりやすく、夜間の気温も高止まり。エアコンを使わずに眠ると、体が休まりにくく、翌日の体調にも影響します。
このように、「暑い」という一言では語りきれない複合的な要因が、北関東の夏をより厳しいものにしているのです。
北関東の夏に備える!体調管理のための熱中症対策
そんな北関東の夏を安全に乗り切るためには、日頃の生活習慣の中でできる「小さな熱中症対策」を積み重ねることが大切です。
①室温・生活リズムの見直し
「まだ我慢できる」とエアコンの使用をためらっていませんか?実は、28℃を超えた室内で長時間過ごすことは、熱中症のリスクを高めます。特に就寝時は、エアコンをうまく活用し、快適な睡眠環境を確保しましょう。
また、朝晩の涼しい時間帯を活かして家事や外出の予定を組むなど、暑さに逆らわない生活リズムもポイントです。
②水分+塩分補給を習慣に
熱中症対策として欠かせないのが水分と塩分のバランス補給。喉が渇く前からこまめに水を飲み、汗をたくさんかいたときは経口補水液やスポーツドリンクを取り入れましょう。
特に高齢者や子どもは脱水に気づきにくいため、周囲の声かけやタイミングを見ての声かけが重要です。
③外出時の服装と行動の工夫
北関東の夏では、外に出るだけでも体力を消耗します。通気性や吸湿速乾性に優れた服装を選び、帽子・日傘などで直射日光を避けましょう。
日中の外出は避けるか短時間にとどめ、こまめな休憩を挟むことも忘れずに。
④体調のサインに気づける意識を持つ
熱中症の初期症状には、めまい・吐き気・だるさ・汗が止まらない/まったく出ないといったサインがあります。これらを「疲れかな」と軽く見ず、すぐに涼しい場所に移動して水分を取ることが大切です。
また、周囲の人の体調にも気を配り、「なんとなくいつもと違う」変化に早く気づくことが命を守ることにもつながります。
熱中症対策は近くの職場を選ぶことも選択肢の一つ!アシストジャパンで相談しよう
熱中症対策は、通勤にも当然含まれます。
特に快適に車で通勤できる環境や、家から近い職場を選ぶという選択肢も熱中症対策につながります。
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