工場や製造業で代表的なお仕事のひとつが、ライン作業です。求人で見かけることも多く、気になっている人も多いのではないでしょうか?
今回はライン作業の基本をコンパクトに解説します。工場・製造業のお仕事に挑戦してみたい人は、ぜひチェックしてみてください。
ライン作業とは?
流れ作業によって、製品・部品類の組み立てや加工、検品、梱包などを行うことです。「ライン生産方式」という正式名称があり、製品を効率的かつ大量生産するために欠かせません。
各工程には複数の担当者が配置されており、ベルトコンベア上を一定の速度で流れてくる製品や部品類に対して作業をしていきます。
ライン作業を取り入れている主な業界
あらゆる製造工程で欠かせないライン作業。幅広い業界で導入しており、身近な製品でもいくつものライン作業を経て完成したものがたくさんあります。
以下は、ライン作業を取り入れている主な業界です。工場・製造業の仕事に初挑戦するなら、自分の好きな製品や憧れの業界に関連したライン作業の求人を探してみるといいかもしれませんね!
◆食品製造
大きな工場では機械で調理する場合が多いものの、加工や盛り付け、パック詰めといった工程では、やはり人の手によるライン作業が必要不可欠です。
食品工場はとくに衛生面で厳しく管理されています。徹底した消毒を行い、マスクやゴム手袋、クリーンスーツを着用したうえで、空気が清浄化されているクリーンルーム内で作業を行うのが一般的です。
◆自動車製造
自動車は実にさまざまな部品でできています。作業工程も多く、機械と人がそれぞれの得意分野を担い、作り上げていきます。
人によるライン作業が行われるのは、エンジン製造や溶接・塗装、部品の組み立て、検査といった、細かな技術や配慮が必要な工程です。中には資格が必要な作業もあります。
◆電子部品・精密機器製造
パソコンやスマートフォン、半導体などの電子部品・精密機器を扱う工場でも、ライン作業が導入されています。とくに精密で小さな部品を扱うため、作業や検品にはより繊細さが必要です。
手作業だけでなく、専用の機械を扱いながらのオペレーター作業もあります。
ライン作業の代表的な仕事内容
ライン作業の目的は効率的な大量生産。そのため、製品・部品を作るところから完成、工場からの出荷に至るまで、作業工程は細かく分かれています。
業界や製造するものによっても異なりますが、次のようなお仕事があります。
・製品の組み立て(パーツの組み立て、部品の取り付けなど)
・素材や材料の加工(鉄板のプレス、食材のカットなど)
・機械を使ったオペレーター業務(金属板の穴あけ、素材のカットなど)
・検品作業(工業製品の性能チェック、食品の異物混入チェックなど)
・梱包・出荷作業(包装・段ボール詰め、配送先の振り分けなど)
工程の数だけ人員が必要になるので、ライン作業は豊富に求人が出ています。未経験から挑戦できる仕事が多いものの、中には経験や資格が必要な作業もあります。求人を探す際には作業内容とともに、このあたりも確認しておきましょう。
ライン作業に向いているのはどんな人?
ライン作業ではひとつの作業を繰り返し行うことになります。集中力に自信がある人、黙々と作業することが苦にならない人に向いています。何かを作りあげていくことやモノづくりに関心がある人は、積極的にお仕事に取り組めるでしょう。
人と関わることは比較的少なく、一般的に作業中の会話もありません。多くの人と接する仕事は苦手だと考えている人にも向いていますよ。
ライン作業は一定の流れに沿って仕事をこなしていく必要があるため、正確さだけでなくテンポの良さも求められます。未経験から挑戦する場合、この点に不安を感じるかもしれませんが、作業を繰り返すことで仕事を覚えて、次第に慣れていくでしょう。
以上、ライン作業の基本的な部分をご紹介しました。いかがでしたか。
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