工場・倉庫での軽作業の仕事は、求人に「未経験OK」と書かれていることが多く、誰でも簡単にできそうなイメージがありませんか?一言に「軽作業」といっても仕事の内容は幅広く、向き・不向きによっては楽にこなせる人とそうでない人がいます。
代表的な軽作業の種類と業務内容とともに、それぞれの仕事に向いているタイプについてご紹介します。自分に合う軽作業を見つけてみてください。
工場での「軽作業」とは
工場や倉庫などで行われている製造以外の業務全般が、「軽作業」と呼ばれています。軽作業をどのように定義するかは、製造しているものや取り扱う製品によって異なるところがあるため、なかにはある程度の体力が必要な仕事もあります。実際にどのような作業を行うかは応募の時点でしっかり確認しておきましょう。
よくある軽作業の具体例を7つあげてみました。自分が向いている仕事かどうか、参考にしてみてください。
・検品
製造現場で欠かせない仕事のひとつ。使用する部品や出来上がった製品に対して、マニュアルに沿って検品作業を行います。製品に不良がないか、異物混入していないかという確認を行い、異常を見つけたら、速やかに取り除きます。
体力を必要とせず、難しさはありませんが、品質保持のため非常に重要な作業です。1日中、手元で検品を行うことになるため、集中力と根気に自信がある人、注意力がある人、責任感がある人に適任の仕事です。
・シール貼り
軽作業の中でも、体力は必要としない、簡単な仕事です。その名のとおり、値段や製品の成分表、印刷物の訂正シールを指定された位置に貼ります。何よりも集中力と正確さがモノを言う仕事です。
検品と同様に体力は使いませんが、1日中、黙々と作業をすることが苦にならない根気のある人、手先が器用な人や細かい作業が得意な人に向いています。
・組み立て
部品やパーツを組み合わせる作業です。ベルトコンベアで次々と部品が流れてくる流れ作業で行う仕事が多いので、テンポを掴むには慣れが必要です。単純作業なので難しさはなく、体力も必要としません。黙々と作業ができ、集中力があり、細かい作業が得意な人ならよりうまく仕事をこなせます。
・仕分け作業
工場や倉庫に届いた荷物を指定に沿って分類していく作業です。人の手によって、または、機械やシステムによる自動の仕分け・分類を行うこともあります。基本作業を覚えることができれば作業自体は難しくありませんが、大きい荷物や重量のある商品を仕分けすることもあるため、検品やシール貼りに比べると、体力がある人向きの仕事です。
・ピッキング
ピッキングとは、注文書や伝票をもとに、工場・倉庫内で、リストや指示書を確認しながら必要な商品を集める仕事です。主に立ち仕事となり動き回る場合が多いので、体力に自信がある人向き。じっとしているより動き回っているほうが好きなら、ピッキングの仕事を楽しめますよ。ある程度の体力と持久力に加え、正確さや注意力に自信があるなら、なお良いでしょう。
・梱包
ピッキングされた商品を出荷するために、緩衝材や包装紙、段ボール箱等を使って箱詰めをし、梱包を行います。単に詰めればよいというわけではなく、搬送中に中身が破損しないよう、サイズに合った箱を選んで梱包しなければいけません。
また出荷時間にはタイムリミットがあるので、丁寧さとスピードが重視されます。梱包する物のサイズにもよりますが、大きく重い場合もあるので体力があったほうが良い仕事です。
・荷下ろし・積み込み
梱包した荷物をトラックに積み込んだり、到着したトラックから荷物を下ろしたりする作業。重たい荷物を扱うこともあるため腕力・体力がある人向きの仕事です。
派遣でできる軽作業の仕事を探してみよう
ご紹介した軽作業は、資格や経験に関係なく応募できる仕事ばかりです。自分にできそうな軽作業の求人を見つけたら、まずは応募してみましょう。
ご紹介した通り幅広い業務があるため、どの軽作業の仕事を選べばよいのか迷ったときは、工場・倉庫系の仕事に強い派遣会社に相談するのがおすすめです。あなたにピッタリの軽作業が見つかるはずです。